SDGsとは?

近年、日本の企業や自治体、教育機関で、SDGsに関する様々な取り組みが行われています。

このページをご覧になったあなたも、おそらく新聞記事や、ニュースなどを通してSDGsという言葉を目にしたり、耳にしたことがあるかと思います。

しかし、実際にSDGsについて、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。

  • SDGsってそもそもなに?
  • 具体的になにをすればいいの?
  • なぜ今みんなSDGsを学んでいるの?
  • 自分にどんな関係があるの?
  • メリットは?デメリットは?

などなど、SDGsという言葉だけが一人歩きしており、様々な疑問を持っているかもしれません。

そこで、この記事では、できる限りわかりやすく、SDGsについてお伝えしたいと思います!

※近日中に開催予定のSDGs勉強会はこちら

SDGsざっくり解説!

  • SDGsとは、国連サミットで決められた17の目標(ゴール)のこと
  • なぜ取り組まなければならないって?世界のあらゆる社会問題を無視していては、私たちの社会や環境が持続可能ではなくなる(壊れちゃう)から。
  • SDGsの期限は2030年。つまり2030年までに17の目標を世界中で達成しようという決め事なのです。
  • 17の目標の中には、世界の環境問題社会問題解決するための目標が掲げられています。
  • SDGs発展途上国支援のものではなく、先進国にも大いに関係しています。
  • SDGsをみんなで達成すれば、社会も環境も持続可能になるから、みんな幸せに過ごせるということ。
  • だからみんなでSDGsに取り組もう!そのために国や組織がSDGsの取り組みを支援する体制を整えています。

 

SDGs(エスディージーズ)とは、『Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)』の略称で、2015年の国連サミットで採択された目標のこと。※SDGs誕生の歴史についてはMDGsという前段階から話さなければいけないけど、長くなるのでこれはまた今度。笑

そのSDGsの目標には17種類あり、それらを達成するためのターゲットや具体的な方法が、169個あります。

文字だけだと分かりにくいと思うので、アイコンで見ていきましょう。

なんか見たことある!って方もいらっしゃるでしょう。カラフルなアイコンで、とってもかわいいですよね。

さて、ロゴを見ているとひとつひとつに番号がついています。1番〜17番まであります。そうです。これが、SDGsのゴールでもある17の目標たちです!

さらに、ひとつひとつどんな目標を掲げているか、もう少し細かくみていきましょう。

SDGs17の目標

【出所】ロゴ:国連広報センター / 目標:外務省

 

これらの目標を読んでみると、なんとなく理解できるものと、まだ難しそうな目標など様々ですね。これだとまだ「自分ごと」には落とせていません。このような情報はインターネットを探せばいくらでもあるわけです。

重要なのは、どう自分たちが取り組むべきかを、考えることが大切です。

17の目標に紐づく169のターゲット

そこで、指標となるのが、17の目標に紐付いている169のターゲットです。ターゲットは、各目標ごとにあります。例えば目標1については、以下の通りです。

 

このように、ひとつの目標に対して、細かくどのような取り組みをすればいいのかが、少し明確になってきます。

それを、自分たちが普段行っている活動と組み合わせることができるかどうか。これが非常に大切なのですね。

※ターゲットの詳細は、外務省のウェブサイトで閲覧することができますよ♪

なぜ今多くの人がSDGsに取り組むのか?

さて、SDGsを達成したほうがいいのは理解できたと思いますが、では実際に企業や自治体が、なぜSDGsを取り組むべきなのか。なぜ多くの企業がSDGsに取り組んでいるのか。

簡単に解説したいと思います。

※より詳しく勉強したい方はこちらの勉強会にご参加ください。

企業がSDGsに取り組むべき理由

企業というものは、存続するために会社に利益を残し続ける事が目的です。そのために、多くの会社が商品やサービスを開発し、生産し続ける事で、ここまで便利な世の中に成長してきました。

しかし、そんな開発をずっと続けてきた事で、社会環境に様々な課題がで始めたわけです。

例えば、開発のために自然環境を無視した工場の建設、工場の増加によるCO2の排出増加、生産力を伸ばすために過重労働や低賃金での雇用、コンビニやレストランなど飲食店のフードロス、プラスチックゴミによる海洋汚染などなど。

これら全ては、企業の存続のために行ってきたことで、そのリスクを無視し続けた結果、様々な社会問題が浮き彫りになっているわけです。

 

もちろん、これまでにもその社会問題については語られてきました。しかし、今やインターネットで全世界が繋がる時代です。このような社会課題は、私たちの生活している中にも、どんどん情報が入ってくるようになりました。

これはいわゆる、市場の変化が起こっているわけです。

そんな市場が「社会課題」に問題視している中、企業が相変わらず生産力の向上や、商品サービスの開発をしていたらどう思うでしょうか。

  • 例えば、生産性を重視して長時間労働を強要する会社に、優秀な人材は流れるでしょうか。
  • 例えば、生産性を重視して作られた農薬まみれの野菜を、人は食べたいと思うでしょうか。
  • 例えば、多くのコーヒーショップが「プラスチックストロー」を廃止する中、ひとつの店舗だけが無視してそのままプラスチックストローを使い続けたら、人はその店舗に対してどう感じるでしょうか。
  • 例えば、例え安価であっても、それが児童労働の対価として生産された商品だとしたら、人は買いたいと思うでしょうか。

 

このように、市場が社会問題に敏感になっている今、社会課題を無視した利益の追求は、ただただ信頼をなくしてしまうわけなのです。

銀行や投資家の変化

実際に、投資家の中でも、環境に配慮する会社に投資するよう、世界中から求められてきています。きっと、あなたも聞いた事があるかもしれませんが、それが「ESG投資」というものです。

※ESG投資とは企業を評価する際に、「環境・社会・ガバナンス」への取り組みが適切に行われているかを重視する投資方法のこと

つまり、これからの会社経営というものに、「環境や社会に配慮していないと、応援(支援)できませんよ」と言われているようなものです。

実際に、日本の運用会社のトップでもあるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)でも、このESG投資に移管しています。ヨーロッパではもうすでに当然のごとく、扱われているんです。

また、銀行もそういった環境や社会に貢献している会社でないと、融資ができなくなってきています。

 

なぜ、大きな企業を中心に、SDGsのようなゴールを目指そうとするのかが、ここまできいたらわかる気がしませんか?

でも、これは融資を受ける大企業の問題ではありません。その下請けとなる中小企業の会社や、行政組織、ましてや個人にまで、その波及は広がってきます。

もちろん、社会的にみれば、全企業がSDGsを目指す事は素晴らしい事ですが、ただ「SDGs」という言葉だけをPRしている企業は、おそらく逆に信用をなくしてしまうリスクを抱えています。

いわゆるSDGsウォッシュと言われるものですね。社会課題に取り組んでもいないのに、「やっている風」に見せることです。これでは、本当の意味で社会に貢献している企業にはなれません。

さて、重要なのはここからです。

では、どうすればSDGsを目指し、多くの方から支持・支援されるような会社になれるのか。

それは、「社会課題を自社のビジネスモデルの軸に置くこと」です。

 

そもそも、商売というものは、誰かの「悩み」を解決するために開発されたものを、お金という対価と交換することで、成り立つものですよね。

ということは、あなたの持つ商品やサービス、そしてこれまでやってきた事業は、おそらく「誰かの課題」を解決するために開発されたもののはずです。

それを、今起こっている社会課題と結びつけることで、社会課題を解決しながら、自社の利益を伸ばすという構造が出来上がるわけです。

社会課題は、決してボランティアであってはいけません。

もし、ボランティアで行ったとしても、それが何年も、何十年も続けられるのでしょうか。それでは「持続可能」とは言えません。

会社も、利益を出し続けなければ(選ばれ続けなければ)持続可能にはなりません。それと同じです。社会課題を解決するためには、ボランティアの力だけに頼っていてはいけないのです。

なので、私たちサンケアーズでは、あなたの会社の持っているリソースを、社会課題と結びつけ、その会社が活動の幅を広げれば広げるほど、社会や地球環境がよりよくなる。そんなビジネスの設計をサポートする活動を行っています。

私たちがサポートに入ることで、私たちはそれを持って、沖縄の子供達の未来のために使っています。

※サンケアーズの活動実績はこちら

 

もしもあなたが、自社のビジネスの軸と、社会課題を結びつけ、これから先も事業を伸ばしていきたいと思うのなら。

ぜひ、サンケアーズの「ワークショップ」にお申し込みください。

初回は無料でお伺いしていますので、どうぞ勉強がてらにお申し込みください。

◯企業向けSDGsワークショップのお申し込みはこちらから

SDGsの事例

では、より身近にするためにも、世界ではどのような取り組みが行われているのか。具体例を見てみましょう!

SDGsの事例

このように、日本でも様々な取り組みが行われております。日本政府もこれをバックアップしており、SDGsに取り組む企業に対して、融資や支援も行っています。それほど、国を上げて取り組む必要性があることを示しています。

 

より、詳しくSDGsやCSRについて知りたいという方は、サンケアーズが開催する勉強会にご参加ください。どなたでもご参加できます。

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